東京人生SINCE1962
荒木 経惟

定価: ¥ 1,575
販売価格: ¥ 1,575
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発売日: 2006-10-13
発売元: バジリコ
発送可能時期: 在庫あり。
アラーキー写真の “ベスト版” 東京、写真、アラーキー
アバンギャルドで実験精神に充ちた60年代のアラーキー。
私小説ならぬ「私写真」に移行する70年代のアラーキー。
都市の中の人間のをトリミングする80年代のアラーキー。
「死」と「生」を切実に自らに問う90年代のアラーキー。
そして生きる人を底抜けに謳歌する21世紀のアラーキー。
アラーキーの写真をトレースすることは、とりもなおさず東京を舞台とした生と死のドラマを
トレースすることだ。いわく「写真は呼吸。東京は子宮」なのだ。写真の中の人は、何てみんな
いい表情をしているのだろう!生活や時代が変われど、そうそう人間は変わるもんじゃない。
そんな「ホンモノの一瞬」をパーフェクトにシャッターに収め続ける荒木経惟はやはり天才だ。
近年の垢抜けた「幸福写真」は賛否があるが、人の幸せを撮ることがどれだけ難しいことか。
「撮る」こと以前に、どんなところにも「幸せ」な一瞬を見つける眼差しは、荒木経惟だからこそ
獲得できたものだということがよくわかる。「死がどんどん近づいているから、生に向かう」
アラーキー自身がチョイスしたベストショットが時系列に配置された320ページ、1500円。Great!
静かな気持ちで
エロスの写真家という世間的な評価とは別に、非常に静謐で美しい写真集です。
不思議に、猥雑なシーンを切り取っていても、そこには穢れがない。
どこかで見たような景色ですが、これはまぎれもない芸術家の目を通した、芸術としての風景です。だからどこにもない。天才アラーキーの心の中にしか存在しない「美」の世界。
それをこうしてカタチにして見せてもらえるわれわれは幸運です。
亡くなった方のポートレイトがいくつかあります。
写真ではこんなに力強い目をしているのに、すでに死者であるという悲しい事実。
やがて彼ら、彼女らと再開する日にアラーキーは何を思うのでしょうか。
これほど清潔な写真をどうして世間がエロエロいうのか本当に不思議です。
陰影が良い感じです。
世間的な評価とは別に、撮影の対象によっては、嫌いな写真もあります。
でも、この作品集は好きです。
ずいぶん前に、友達に譲ってもらったのですが、いまでも良く眺めてます。


