NEW YORK SEPTEMBER 11 ― ニューヨーク セプテンバー 11
デイヴィッド・ハルバースタム

定価: ¥ 2,940
販売価格: ¥ 2,940
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発売日: 2001-12-18
発売元: 新潮社
発送可能時期: 在庫あり。
あの時間を多くの人と共感するための本
"September 11"という言葉を聞くと、6年以上が経たのに反応してしまう自分がいまだにいます。本書は写真を通してあの時間を多くの人と共感する力を持ちます。写真を見ているとその場面に自分がいるかのような錯覚が生じてきます。
本書の最初のページにWTC倒壊の写真が収録されていますが、巻末の"Farewell to the towers"として収録の遺影のようなありし日の平穏なWTCの写真と強いコントラストをなしています。
ワールドトレードセンターの死に様。
二十一世紀を生き抜くなら、これらの写真には目を通しておいたほうがいいだろう。
今は巨大な穴ぼことなっているワールドトレードセンターの、あの瞬間までの姿と、その死に様がそこに映し出されている。
中身のエッセイは、ニューヨーカーの、ニューヨーカーによる、ニューヨーカーのためのもの。
ただ、ニューヨークに滞在したことのある人なら、その雰囲気が少しはわかるのではないだろうか。
都会の中、冷めた人間関係の中、時折見せるフレンドリーな表情や、温かい言葉。
アメリカ中のどことも似ていないのに、最もアメリカ的と言われる町。
前にも書いたが、二十一世紀を見直す上で、無視できない写真集になるだろう。
死ぬ前にもう一度見直したいと思う。
ニューヨーカーの衝撃
9.11テロがわたしたちに与えた影響は計り知れないが、正直、テロ以降にこの写真集に書かれているような自分のアイデンティティの崩壊が自分に起こったかといえば・・・起こってないです。この本は、衝撃から立ち直ろうとするニューヨーカーのための本です。ニューヨークととくにかかわりのない自分から見れば、テロ自体の衝撃はあれど、写真に添えられているエッセイにあまり共感できませんでした。9.11のあと、大停電に見舞われたときも、ニューヨーカーたちは、助け合って淡々としのいでいましたね。外の者には分からない、独特の連帯感とプライドを持っているのだと思います。
ニューヨーカーのタフさに敬意を払います。


