陽子 (荒木経惟写真全集)
荒木 経惟

定価: ¥ 2,243
販売価格: ¥ 2,243
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発売日: 1996-02
発売元: 平凡社
発送可能時期: 在庫あり。
視線の交わるところ
この写真集を見ると、愛する人との間に交わされる視線にハっとします。
誰かを愛し受け入れるということは、目と目が交わりあうということなんだと。
モデルの陽子さんと荒木氏との視線が交わるところで、この写真たちは生まれてきました。
出会った頃のイノセントな陽子さんが、だんだんと本物の笑顔を身につけていく過程が撮影
されています。荒木氏との「関係性」が実にナマナマしく写真に写りこんでいます。
共犯関係という夫婦のあり方
この写真集は繰り返し見ている。
この写真集に見られる陽子さんを見ていると「女性」というものが見せる 余りにも様々な「表情」に いささか圧倒される。僕が男だからかもしれないが 女性が有している いろいろな側面は 中々分かるものではない。実際 道を歩いている良妻賢母のような表情を見せている陽子さんと 性行為中と見られる陽子さんが 同一人物であるということは 写真集という形で突きつけられると 一瞬たじろいでしまう。
但し 結局 そこまで自分の妻を曝け出した荒木の主張と そんな自分の夫と共犯関係に入った陽子さんという構図が この写真集を限りなく美しいものにしているとも思うのだ。
夫婦愛という言葉がある。その愛情にもいろいろな形がある。そうして この写真集は それの一つの形なのだ。その点が何より見ているものの心を撃つ。僕らは 陽子さんが既にこの世に居ないことを知っている。それだけに 生きていた瞬間を切り取ったこの写真集には 打ちのめされる気すら覚えてしまうのかもしれない。
濃厚な一冊
とにかく、最初から最後まで濃厚。
リアルに伝わってくる私生活と思い。
この写真集で感じたのは妻の陽子が炊事洗濯掃除などをやっている時が一番輝いてみるのだ。楽しそうって事。
そのほかは、意味ありげな視線を投げかけていたり。
すごく分かりやすい女性。かなり魅力的な女性だと思う。


