I LOVE YOU (祥伝社文庫)
伊坂 幸太郎

定価: ¥ 630
販売価格: ¥ 630
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おすすめ度:

発売日: 2007-09-01
発売元: 祥伝社
発送可能時期: 在庫あり。
地肩の強さみたいなものを感じてしまう
オリジナルは2005年7月20日リリース。祥伝社創立35周年記念特別出版として伊坂幸太郎他5名の作家による書き下ろしを纏めたもの。ぼくは当然、伊坂幸太郎の『透明のポーラーベア』が読みたくて手に取った。
が、余り感心しなかった。はっきり言って『チルドレン』を書いた後、2004年?2005年という2年間は続編の『陽気な・・・』はともかく、様々な方向性を模索しては失敗していて、スランプに近い時間だったような気がする。作家は作品を出し続ける人と気に入るモノができなければ世に出さない人もいる。初期の作品が余りに素晴らしいだけに、無理に出すなよ、と言いたくなってしまう。
そうは言っても他の5人の作家より遙かに惹き付けるものを持っていて、地肩の強さみたいなものを感じてしまう。2006年の作品以降は復活した感がある。作家というのはイマジネーションを自らの中に限界まで溜め込まないといいものができないのかな、と思う。
繋がり
あ、伊坂幸太郎だ!という事で早速読ませてもらいました。
「透明ポーラーベア」
僕は漫画や小説、映画とかを見ていて、間に描かれる日常が来ると安心し、次の日常を待ち遠しく思っています。事件が起こると、事件の解決を祈るだけです。速く日常が戻ればいいのにと。若干矛盾してるのかなと自分でも思うのだけれども、そういう性格なのだから仕方ない。
そんな僕の好きな日常の中で、シロクマを皆で想像しながら繋がることが出来る、そういう話です。
ほんとにつぶぞろい
版元の紹介に「奇跡のアンソロジー」とありますが
そのとおり。作った編集者はすごい気持ちよかったでしょうね?。
順番も、ベストではないでしょうか。
とくに
「百瀬、こっちを向いて」「Sidewalk Talk」「突き抜けろ」「魔法のボタン」。
「百瀬、こっちを向いて」のなかには、コンクリの校舎の中で日々を過ごした人間なら胸をつかれちゃうと思う独特の感じ、「Sidewalk Talk」もシーンがぼんぼん見える。
「ずれ」が圧倒的な情景の想像を呼ぶのではないかな、と思いました。
皆、微妙に、ふつうの取り合わせからは、ずれた感じの設定ですよね。
偶然でしょうか。


